今年は中日花火は見合わせ、高岡七夕の歩行者天国、そして金沢ゆめ街道、河北潟ひまわり村と、ほぼ夏場の目玉の撮影がほぼ終了した。夏場、暑い季節ではあるが、夏場でしか見られないものも数多くあり、ある意味観光シーズンでもあるわけだ。
まず、8月2日の高岡七夕から。今回、駅前の工事がほぼ一段落したということで、昨年以上に盛大に行われるとのこともあり、また花火は北國花火を見ていることから、同日に重複する中日花火は見合わせ、夜まで高岡七夕という事にしたのだ。夜景などにも挑めるチャンスでもあり、E-M1の高い高感度特性を試すにもちょうどいい機会だった。当日は、標準ズームのほかに、領域の広い10倍ズームも使いたかったので、E-M1とE-5の2台を持ち出し、E-M1には12~40mmPROレンズ、E-5には18~180mmレンズを装着し、レンズ交換を回避するという手法をとった。しかし動きのあるものが少ないこともあり、日中はISO AUTOで200~400当たりに留まったが、夕方から夜間はISOオートは解除し、状況に応じて1600~3200に設定した。ISO25600の出番はあるかと思ったが、景色が主体のためこの程度でも間に合ったわけだ。百万石踊り流しとか、YOSAKOIソーランなどのスポーツシーン、ご当地アイドルのミニライブなどのように被写体の動きがありかつ暗い場合であればISO12800~25600は絶対に必要だが、夜景ではなるべく解像感などを犠牲にしたくないので、実用範囲の画質が維持できる感度に留めたかったわけだ。
高岡駅西口にも吹流しが見られた。E-5、F8、1/500、ISO200。
地下街の公共スペースではフリーマーケットが盛大に行われていた。E-M1、F8、1/80、ISO1000。
駅ビルから地下街の通路はイルミネーションの演出がされていた。E-M1、F2.8、1/60、ISO3200。
繁華街には一帯に色彩感豊かな七夕が並ぶ。E-M1、F5.6、1/1000。
園児の手による飾り付けもなかなかのものだ。F2.8、1/3200、ISO200。
御旅屋通りも仙台七夕のミニチュア版を思わせる演出だ。E-M1、F5.6、1/200、ISO200、+0.3EV。
片原町にも歩道のアーケードに七夕が並んでいた。E-M1、F2.8、1/200、ISO400。
高岡駅前のウイング・ウイング高岡前広場だ。E-M1、F4、1/125、ISO200。
子供たちの願いが短冊に刻まれているのは見どころだ。E-M1、F4、1/200、ISO200。
ここはちょっとした迷路のように展示されている。E-5、F4、1/500、ISO400、+0.7EV。
昨年は末広町の歩道に展示してあった提灯も、万葉ロード広場にて展示されていた。E-5、F4、1/500、ISO400、+0.7EV。
御旅屋SERIO前にはこんな場面も。昨年は見かけた覚えのない展示だ。E-M1、F2.8、1/50、ISO800。
ハイブリッド電車の展示市場も行われていた。E-M1、F5.6、1/125、ISO1600。
利長君のフワフワも展示されていた。E-5、F5.6、1/25、ISO3200、-0.3EV。
クルン高岡デッキ上から。ここでは三脚が使えなければ手すりを使えるのは有難い。E-M1、F4.5、1/25、ISO3200、-0.3EV。
バス乗り場に下りる階段前から石川県方向を狙った。ここでも手すりを使っレンズを固定している。E-M1、F4.5、1/25、ISO3200、-0.3EV。
やや望遠がほしいので10倍ズーム装着のE-5で。当然、手すりにレンズの頭を固定しての撮影だ。F5.6、1/25、ISO3200、-0.3EV。
河北潟のひまわり村は3日目の夏季休暇だった先週木曜だ。雨がちながらも時々日差しもさしていたが、8月上旬も終わり近いこともあり、ほとんどが枯れていたが、まともなものを狙った。E-M1と12~40mmPRO、60mmマクロPREMIUMの駆使であったが、当倍近いマクロはさすがに難しい。被写界深度も極端に浅く、開放絞りではほとんど不可能に近く、ISOを大きく上げざるを得ない事態も多かった。
ほとんどの花が枯れ、まともなのは少なくなっていたが、それでもこれが最後のチャンスということで臨んだものである。E-M1、12~40mm、F8、1/800、ISO200。
天候にはそれほど恵まれているわけではないが、それでも何とか絵になるものもあったのは不幸中の幸いだ。E-M1、12~40mm、F8、1/500、ISO200。
花がほとんど枯れた種の部分をほぼ等倍で。これだけ絞り込んでも被写界深度は極端に浅く、高感度を手持ちでは余儀なくされてしまう。E-M1、マクロ60mm、F11、1/125、ISO2000。
ひまわりの場合でも、やはり開放絞りのほうが雰囲気的にはよさそうだ。E-M1、12~40mm、F2.8、1/2500、ISO200。
ほとんど枯れてしまったひまわりを開放絞りでぼかすことで、手前のそれがより生命力に満ちた印象を受ける感じだ。E-M1、12~40mm、F2.8、1/2000、ISO200。
おしまいに金沢ゆめ街道だ。台風の関係や雨の関係もあり、高知や高岡で当日開催予定のイベントが中止という話もあったが、これに関しては決行された。但し、終了を1時間早めて短縮、予定のアトラクションも一部中止となるなどの事態もあり、悪天候でありながらかなりの人出ではあったものの、私が見る限りでは来場者は例年の5割以下である。しかしながら秋のような気候でありそれほど苦痛でなかったのが不幸中の幸いであった。やはり開催者側はそう簡単に延期や中止など出来ないのであろう。開催側は中止で大赤字にもなり、協賛スポンサーにも多大な迷惑が及ぶからであろう。今回は12~40mmPROは酷使したので持ち出さず、E-5に常時装着している14~54mmをマウントアダプターでE-M1に装着し、望遠が必要な場面はデジタルテレコンを使った。
雨にもかかわらず、バトントワリングの演技もサクサクとこなしている。悪天候ゆえに超高感度撮影は欠かせない。画質は犠牲になるがこのような場面はとにかくシャッター速度を極力上げなければならない。E-M1、F3.5、1/8000、ISO12800。
今回は書道ガールズも活躍した。雨天のため路上ステージは大型テントを使ってのイベントとなり、ビアガーデンや飲食コーナーも大型テントが活躍していた。E-M1、F5.6、1/1600、ISO3200。
一部のイベントは中日ビル駐車場入り口を使っての開催となった。E-M1、F4、1/3200、ISO12800、デジタルテレコン使用。
今回は北陸新幹線に纏わる展示も多かったが、この遊具も展示のみで実際には遊べない。E-M1、F5.6、1/250、ISO1600。
このように制限され、来場した子供たちはちょっと不満そうだ。E-M1、F5.6、1/60、ISO1600。
ミニ新幹線は活躍していた。E-M1、F5.6、1/800、ISO12800。
YOSAKOIソーランも雨の中盛大に行われていた。雨天で動きがあるので躊躇なくISO25600だ。E-M1、F4、1/2500。
旗の動きも見どころだが、ここでも極力シャッター速度は稼がないとならない。E-M1、F3.1、1/8000、ISO25600。
中日ビル駐車場でのミニライブ。解像力や発色の悪さを犠牲にしても最高感度が必要な条件だ。E-M1、F4.5、1/8000、ISO25600、デジタルテレコン使用。
金沢のご当地アイドル、jumpinも活躍。E-M1、F4、1/6400、ISO25600。
武蔵が辻でのYOSAKOIソーランだ。間もなく露店やイベントも終了間近な時刻だが、傘を使った演技は雨天対処なのだろうか?E-M1、F3.5、1/2500、ISO25600。
武蔵が辻での総踊りだ。かなり強い雨の中であり、シャッター速度も下限ギリギリであった。E-M1、F3.5、1/320、ISO25600。
これで夏の目玉も一段落、といった感じだ。E-M1、ISO25600が使えるのはどれほどありがたいか、ということを考えさせられた撮影であったとともに、イベントの中止決断や予定変更の難しさ、というものも考えさせられたのは疑いようがない。来年は好天下で開催されることを願ってやまない次第である。なお、本来ならば車での来場を控えるべき目的地ではあったものの、高岡七夕の夜間は金沢への高速バスがないこと、金沢ゆめ街道は荒天の可能性もある事からあえて車で行くこととしたのである。ゆめ街道へは晴天が保証できることが明確であれば浅野川線電車やバス利用という事になったが、悪天候であればこれも苦しいのでそうしたのである。しかし往復のバス賃と同等以上の駐車料金になったのはやや痛く感じた次第だ。
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